糸かけ曼荼羅とは?
その糸かけ曼荼羅とは、上の写真のように小さい釘にひたすら糸をかけていきます。
この「糸かけ」にはある法則があり「素数」をひたすら追いかけていくと、あら不思議!
全ての釘を通って、スタート地点に戻ってきます。
曼荼羅と素数の不思議なコラボレーションが完成していきます。
糸かけ曼荼羅は「無心」とその後に訪れる「達成感」を味わえるアートであり、ヨガティーチャー風(笑)に表現すると「無心=瞑想」に近い感じがします。
自分の内側にある宇宙を、糸の色を通して表現するのではないかと思いました。
写真のように、個性が表れているように、その人の持つ宇宙観や魂の色が見事に表現されていると思います。
曼荼羅って何?
ところで曼荼羅って何でしょう?
曼荼羅は様々な神を描き、供養や祈願を行ったり、宇宙やこの世の縮図とも言われています。
曼荼羅を描く事で、修行として行われることもあります。
色々な宗教によって曼荼羅の捉え方も様々かもしれません。
糸かけ曼荼羅の後、私はNYで曼荼羅を見たことを思い出しました。
どこの美術館か忘れてしまいましたが、当時、チベットの僧侶達が数日かけて美術館のホールで「Sand Mandala」砂の曼荼羅を公開しながら作成しました。
24時間、交代しながら美しい砂で曼荼羅を描いていきました。
それを私も観に行った記憶があります。
「Sand Mandala」は完成後、僧侶の手によって壊されていきます。
その光景を目にした時は「信じられない!」「もったいない!」と思いましたが、
命あるもの、形あるものは永遠ではなく、いずれ砂の様にこの世になくなってしまう。
でも、形は無くなってもこの世の一部、宇宙の一部として残っていく…
糸かけ曼荼羅の体験をきっかけに、数年前に見たチベットの僧侶の潔さを思い出しました。
興味がある方は下の動画をご覧ください。
でも、、、、
せっかく完成した「私の糸かけ曼荼羅」は破壊する気にはなれません。笑